秋分の日、久しぶりに長男の住む武豊に行ってきました。
高1の孫が、バトミントンの愛知県高校新人戦に出場するため、娘が送っていくというので乗せて行ってもらいました。地図で見たら長男の家が近いことが分かり、せっかくだから行くことにしたです。
会場は武豊総合体育館、駅から歩いて30分くらいの場所だから、交通機関利用では大変なので送っていくことになったのです。
8時40分集合だからと7時半に緑区を出発、8時15分くらいに着いたときは駐車場はガラガラだったのに、あっという間に満車。やっぱり駅から遠いのでかなあと。ところが、意外に親御さんが試合を観戦していました。
孫は第一試合に出場するというので、せっかくだから観てからと思い、観戦場所は選手でいっぱい、何とか見つけたところがちょうど対戦コートの横だったんです。
始めてのバトミントンの試合、ルールもあまりわからず、ハラハラドキドキしながら応援していて、得点カードが見えない場所だったので、どうなのかと思ったら、孫のスマッシュが決まったところで試合終了の合図、ああ勝ったんだ!良かった!
次の試合までも時間がありそうだったので、長男の家に向かったのです。
お嫁さんと柴犬と住んでる家は、2年半前に購入した建売住宅。幹線道路に面していて、出入りが難しいので売れ残っていた物件、50坪の敷地に35坪の2階建て、確か500万円くらいの値引き、お買い得物件でした。
お嫁さんは、ちょうど仕事に行く前でした。長男の世話に、犬の世話、家事と本当に感謝です。きっと買い物に行っても車いすでの移動、手がかかりますよね。一般的にはご主人が手を貸してくれるところを、主人に手がかかるのですから。介護施設の仕事が夜の8時に終えるので夕食は作ってくれているようでした。頭が下がります。
長男に、お昼ごはんを一緒に食べに行こうと誘ったら、「めんどくさい!」と。お嫁さん曰く、休みの日はほぼテレビを観て過ごしているらしいのです。ちょうど政治討論会を観ていました。
長男が、最近足が硬くなってきたし、突然痙攣することがあるというので、娘が理学療法士なので足のマッサージをしたりしながら、出かけないのは良くないと言いながら、お昼ご飯を誘って行くことになったのです。
毎日、往復100キロの道のりを運転して通勤しているので、面倒臭いのは分からないわけではないのですが、妹の誘いには乗ったのです。
20分くらいで「そばのさいとう」に到着。以前、友達を誘って行ったことがあるのですが、11時半前なのに並んでました。
長男は、自分が運転していないので、ビールを飲んでもいいかというので、どうぞ。
ますます、おしゃべりに弾みがついて、お友達に誘われても「めんどくさい」から断ると。何度も「めんどくさい」というので、「めんどくさい」は言わずにいけない理由を言ったほうが良いよ。たとえば、乗り気がしないとか、休みに出かけたくないとか、理由を言ったほうが良いよと、言ったら素直にそうすると。結局、口癖になっているような気がしました。
長男曰く、家を出てしまえば、あちこちと行くことは気にならないようなのです。
そのあと、「魚太郎」、長男おすすめの「どら焼き」のお店は、魚太郎の道路挟んだところに新しくお店がオープンしていました。
高1の甥っ子に会いたいと言うので、体育館に戻ったその時は、第3試合まで勝ち進んでいました。会うことが叶ったら、バトミントンの試合が観たいわけでもないから帰るというので、送って行きました。娘が良いリハビリになったね。動かなければ身体が硬くなっていくから、これから2,3か月に一回くらい誘って行こうと言ったら、チョット長男も嬉しそうでした。思ったより身体は硬くなっていなくて、「まだ、少しの距離なら松葉づえで移動出来ていいね」と言ったら、「小さいころリハビリを頑張ったからだと思う」と言ってました。ほんとよく我慢して頑張っていました。
良い理学療法士の先生にも恵まれ、それがきっかけで娘が理学療法士になってくれたのだと思います。
今までは、幼少期のリハビリのお陰だと思うから、これから先もリハビリの貯金をしていくように話しました。長男の状態だと、だいたい40歳くらいですべて車いす移動しかできなくなるくらい身体が硬くなり、50歳近くになっても、多少は杖で歩けるので、自分でも周りの仲間を見て、しみじみ思うのでしょう。「めんどくさい」と言わず頑張ってきたからだと思います。
帰りの車の中で、「頭のなかは、口から出した言葉で作られ、身体のなかは、口から入れた食べ物で作られる」そんなことを思いつきました。
実は、私は「嫌い」という言葉をほぼ使いません。「好きくない」とか、相手が聞いても嫌な気分にならない言葉を選んでいます。それは、自分自身が使うことで、自分が心が疲れるからなんですね。そして、「めんどくさい」と言うと、幸せが逃げていくように思います。
やっぱり、言葉には『言霊』が宿ってると思うのです。「めんどくさい」を、親御さんは、子どもにはなるべく使わないでくださいね。