最近気になっていることがあります。中学1年生の英語力です。
リスニング問題は、以前に比べれば、よく聞き取れているので小学3,4年からの外国語活動がスタートしたお陰かなあとも思っています。
小3,4年では年間、約35H、週に一コマを英語活動を時間割に組み入れています。ただ、『聞く、話す』を中心に、45分授業時間としてではなく、1週間で一コマ分を英語活動に充てて、教科書も学校預かりですので、保護者はどんなふうに英語活動が具体的に行われていることは、ご存知ないかと思っています。
ただ、ポピー教材をご購読していただければ、3,4年生の単元は、ほぼ網羅していますので、学校でどんなことを習っているのかは、教科書が無くてもわかりますが、ポピーをご購読されていない家庭は、英語をやっているのは知ってるけど、内容までは、ほぼご存じないかと思っています。
そして、5,6年生になると「聞く、話す、読む、書く」と体系的に中学以降つながる授業が、年間70Hと決まられ実施されています。週に2時間、時間割に組み込まれて、教科書もあり、通知表の評価も付きます。ですが、私の知ってる限りですと、英語は、書いてあるものから選んで書き写したりです。習った単語を何も見ずに書いたりすることはなく、やはり楽しく英語を嫌いにならない授業が展開されている感じですね。英語が好き!っていうことがとっても大切なのですね。指導要領では英語を楽しく学ぶことを目標にしていますから。
そして、小学校で、だいたい700語から800語を学習したこととして、中学の英語授業がスタートするのです。
さて、何が起きるでしょうか?小学校の時は英語が好き、得意と思っていたけど、中学生になったら途端に、嫌い、不得意になったと親御さんが言われるのです。
現実は、まだまだ中学の英語授業は、単語力、文法力だったりするので、小学校まで好きだった英語が、中学になると残念ながら、嫌いになったりしてしまう傾向があるのです。
そうなんです!!中学校では3年間で約1500語の単語を覚えることになり、小学校の単語と合わせれば約2400語を覚えることになるのです。そりゃ小学校の英語のように、好きではいられないのです。ただ、高校入試はマークシート方式になったので、直接英単語や長文を書いたりすることはなくなっても、文法や単語がしっかりわからなければ、点数が取れないのです。そして、今のところ、、中学の内申点に関わる定期テストは、紙ですね。
そうです。中学の英語授業は、点数を取れる勉強スタイルに変えなくてはいけないのです。小学生から楽しく、好きでいられる英語は、残念ながらお別れを覚悟して、単語を覚えてください。また、残念なのが、教科書が重い問題から、置き勉と言って、教科書を持ち帰らないのです。2025年度には中学校の教科書改訂があり、英語は電子教科書と、教科書を両方を使っての授業になるでしょう。まだまだ、現中学生の英語は単語力が大きくウエイトを占めます。是非是非、英語の教科書だけは置き勉ではなく、持ち帰らせてください。
小学校の時、国語の教科書を音読したように、英語の教科書を音読しましょう。以前、ECS個人塾の指導者鈴木先生は、暗記するほど読んだら、単語も文法も覚えられるとおっしゃっていましたよ。
そして、ECSキッズ英会話の指導者の大石先生は、中学になったらポピーを使って単語の予習をすることを、強くお勧めしています。
たとえば、おうちに教科書が無くても、ポピーの英語教材にはunitごとの新出単語や語句が載っていますし、オンライン単語帳「単語、連語の音声がオンラインで聞けるウエブアプリ」がついていますし、教材のリスニング問題も音声で聞くことが出来ます。置き勉で教科書代わりになる、ポピーが力強い予習のアイテムになるでしょう。
ところで、今の中学2年生の生徒は、2018年度から、指導要領の先行実施で、ちょうど小3から英語活動がスタートした、子どもたちです。
そして、5年生になると英語がそれまでの3,4年生とは違って、「聞く、話す」に「読む、書く」が加わり、先生たちも試行錯誤の授業がスタートしたように感じます。また、同時にコロナ禍にもなった学年です。
また、現中1の生徒の全体的に学力も低いとも、聞くことがあるのですが、もしかしたらコロナ禍で起きた学校の体制が整っていない時の影響を受けた子どもたちなのかもしれないと、私は思っています。
しかし、いろんなことを経験したことは、この先の生きる力のもなってることと思います。
どうか、置かれた状況は悪かったかも知れませんが、その中で見えてきたものを直視して、乗り越えましょう。
英単語、語句の予習をして乗り越えましょう!!